てんてんと

へなちょこアラサー既婚女の世迷いごと

推しに少しでも近づきたくて読んだ数学の本5冊紹介する

このかわいい子は今更説明するまでもないですが、私の推しである七哈a.k.aはすちゃんです。

はすちゃんは大学で数学を専攻し、特技として円周率100桁暗唱が出来るほどの血統書付き数学ボーイです。
他方で私はというと中高生時代の苦手科目は数学・音楽(楽譜を読むのが苦手で楽器が全然弾けなかった)でした。苦手なのでこれまで数学のことを深く知ろうと思っていませんでした。

しかし「推し」というこの特別な存在は、苦手意識を振り切って突っ走る気力を私にくれました。
色んなアプローチから推しのことを考えたい…!そう思い、数学に関する本を読んでみたので感想を書いていきます。


『日常に潜む美しい数学』

内容としてはタイトルの通りでした。私達の普段の生活の中にあるものについて「実はこれって数学なんだよ」という感じのお話が色々と載ってる感じでした。
植物の形、シマウマの模様、Googleの語源etcといった多様な分野の話題で読み物として面白かったし、数学苦手マンでもわりと読めると思います。
なにより学問そのものの魅力って実用性なんかじゃなくて、好奇心を刺激されることと完成された美しさなのだと思わせてくれる本でした。
『この世で一番うつくしい数式って?』という章で、オイラーの等式の話が出てきたので読みながら「これ〜〜〜〜!はすちゃんじゃ〜〜〜〜〜ん!!」となりました。やっぱり推しと繋がるとテンション上がりますね。



『暮しの数学』

先に紹介した『日常に潜む美しい数学』みたいな読み物系ではあるのですが、こちらの方がより数学的な考え方に踏み込んでいるような印象です。
タイトルにある『暮しの』とはなにも現在を生きる私達の身近なことだけではなく、様々な時代や地域の暮らしのことです。
例としてこの本の中で面白かったお話をだします。
私達は暗記した九九を使うことが出来ますが、じゃあ九九が発明される以前に2桁以上の掛け算する時ってどうやってたのか?昔のフランスではこういう方法で、ロシアではこういう方法で…と掛け算の計算方法を紹介され何故それで正解が出せるか解説されるのですが、これがまぁ随分頭を使うもので…。でもこの理屈が理解出来たときの快感はすごいのです。学問としての数学の魅力ってそういうところにあるのかなと感じます。



『フラットランド たくさんの次元の物語』

この作品は今回取り上げる中では唯一の小説です。
二次元の国・フラットランドに住む主人公の正方形の語りでお話が展開していきます。
身分制度、女性蔑視、言論統制etc…という点でフラットランドは結構ディストピア感もある(でもそれらは社会諷刺と言えるのかも)のでヒェッ(´ºωº`)となる部分もあります。
二次元の住人だった主人公が一次元に迷いこんだり、三次元からの訪問者と邂逅する描写にじわじわ恐怖しました。だって私達だって四次元からきた何者かと遭遇することがあるかもしれないんですよ!?(オカルト脳)
他の本を読んだ時には数学の理論とか考え方を学んで知見が広がる感覚が得られたのですが、この本に読後感はそれとは違ってむしろ世界が崩壊するような感覚でした。そういう面ではSF小説のような本ですね…。



『解きたくなる数学』

これはみんな大好き『ピタゴラスイッチ』の制作メンバーが作った数学の問題集です。
さすがピタゴラスイッチ制作メンバーが手がけてるだけあって、ヴィジュアルが良いのです!
出題も解説も視覚的に分かりやすいように表現されているので、考えること自体を楽しめるのと解法・解説を見たときにパチっと電気が付いて明るくなるような感覚はとても心地よいです。
くどい説明もないのでさくさくと読み進められるのも良いところですね…。



以上が私の読んできた数学の本5冊でした。
推しの好きなことを知るという名目で読みはじめましたが、普通に楽しかったです。
サラッと表面なぞった程度なのだろうと思いますが、数学の魅力がちょっと理解出来た気がします。
私自身が大学で専攻していたのは哲学なのですが、それを選んだ理由の一つはたまたま読んだ哲学の本が全く理解できなかったけど、だからこそ解かりたいと思ったからでした。
今回紹介した本を読んでる時、その気持ちを思い出していました。やっぱり勉強するって苦しいけど、面白いんですよね…。
それにしても大人になってから平方根を開く計算するとは思ってませんでした。学校ですらろくにやった記憶がないのに…

って言うかこのぐらい熱入れて中国語の勉強できないものかね…5ヶ月くらいサボってる気がする🤔

ではこの辺で失礼します。拜拜〜👋