てんてんと

へなちょこアラサー既婚女の世迷いごと

発作的に花組公演『BUND/NEON 上海-深緋の嘆きの河』の話をするよ

急に観たくなって宝塚歌劇団 花組公演『BUND/NEON 上海-深緋の嘆きの河』を観ました。

ざっくり内容を紹介すると
舞台は1930年代の上海。そこへスコットランドヤード捜査官・クリストファーはある迷宮入りした事件について調べるためにやって来る。その事件とはクリストファーの恋人とその両親が誘拐され殺された事件だった。
事件の真相を追ううちに青幇(チンパン)(アヘンの密売やらなんやらを資金源にして上海の裏社会で勢力を誇った秘密結社)から狙われたり中国共産党地下組織と接触することになったり…って感じです。

この作品、リアタイで見れたわけではないのですがとても好きな作品なのです…。

望海風斗さま演じる劉 衛強(リュウ エイキョウ)の魅力がすごいのですよ。
彼は青幇の一人でクリストファーが調べてる事件のキーマンなのですが、その事件がきっかけで虫一匹殺せないようになってしまいます。それは青幇として生きるしかない彼にとって致命的なことなんですよね。
殺しはしたくないのだけど、青幇のボス・杜 月笙(ト ゲツショウ)の命令に逆らえば自分や大事な幼なじみの身が危ない…そんな苦悩の中を振り絞るように生きてる劉がかっこいいのです。自身の感情を必死に抑えて人を守ろうとしてる姿は胸が苦しくなるほど切ないのです。

好きな登場人物で言えば花野じゅりあ様演じる芳 玉蘭(ホウ ギョクラン)です。
杜 月笙が牛耳るキャバレー的なお店でダンサーとして働く女性…かと思ったら実は青幇の動きを探るために潜り込んでいる中国共産党地下組織の闘士というキャラクターです。
艶やかなドレスで踊るダンサーから一変して、軍服姿でビュンビュン鞭を鳴らす様が本当にカッコよくて…部下にしてくださいませ何でもいたしますと跪く勢いです(個人の嗜好です)

宝塚歌劇が好きですと宝塚ファンではない人に言うと大抵男役さんの話題になりがちで、宝塚の特異点なのでそうなるのは必然かと思います。でも私は娘役さんも男役さんと変わらない熱量で好きなのです…特にカッコよくて強めな娘役さん大好き…。

『BUND/NEON 上海』内容が内容だけに結構ハードというかエグいなぁと思う場面もちょくちょくあるのですが、そういうのも重厚感があって好きなのです。
あと杜 月笙は実在の人物だったと知って調べてるうちにあの年代あたりの歴史も色々掘ってみたくなりましたね…。

こちら配信でレンタル出来る作品なので興味あればご覧下さい〜。拜拜👋

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