てんてんと

へなちょこアラサー既婚女の世迷いごと

人には人の乳酸菌。根暗には根暗の乳酸菌。

熊猫堂の《衝刺》をきっかけになんだか色々と考えてしまっている。

夢とか希望を持つのは昔から苦手だった気がする。子供ながら家庭の中での役割を背負わされているのを感じていて、それに応えなければ自分の存在価値はないと思っていた。
結果として「自分はこうしたい、こうなりたい」というのが思い浮かべることが出来なくなっていった。

散々な経過をたどってようやく気づけたことは私のことを救えるのは私自身しかいないということだった。
どんなに良い友人がいても、素晴らしい音楽や芸術に触れても、私のことを幸せに出来るのは結局私自身なのだと思い知った。
なので「もう知らん!!私は私のためにだけ生きる!!!!」という極端な結論で存在価値という呪いを解くことに成功し、私の人生の目標は「いい感じで死ぬこと」になった。
「他人の期待に応える」ということは私が私に課す義務ではなくなった。

将来の具体的な夢や希望が描けないのは変わらない。
でも「いい感じで死ぬ」ためにやることは明確に分かっていて、それはその時の自分の気持ちを大切にしていくことだと思う。
私がいつ死ぬのかなんて誰も知らないことで、もしかしたらそれは3秒後かもしれない訳で、そんな中「いい感じで死ぬ」ために排除しなきゃならないものは後悔とかそういうものだろう。
だとすると瞬間の自分の気持ちを大事にするのは当然のこと。

そう考えると私がブログを書くのも、自分の気持ちや考えに向き合いたいってところに理由があるのかもしれないな。